「話をそらされる」ときの不安が一気に晴れるしシンプル対処法

役立ちエッセイ

プライベートや休憩時間に、会話を楽しんでいた。
なのに、意図的に話をそらされる。

これは日常会話ではよくあることで、一般的には気に止めない人が多い出来事です。
しかし、ささいなことに過敏になったり、自意識過剰気味になってしまう人は、

「自分の話がつまらなかったのかな」
「何か触れられたくない話題だったのかな」

などと気になり

「どうして話をそらしたんだろう? 理由は?」
「うっとうしいのかな」

「相手に嫌な思いをさせたのだろうか」
「嫌われたのかな」

などと悩んでしまいますよね。
気になりだすと、家に帰っても引きずってしまい辛いものです。

そんな時は――

「話をそらされるのは自分のせいではない!」
「話をそらすのは相手の事情」

と割り切りましょう。
そうすると、クヨクヨと悩まなくなります。

3段階のステップを使うと、スムーズに割りきれます。

簡単3段階を使って割り切る

出典:FineGraphicsさん(写真AC)

 

まず、1段階目。
相手の“事情の選択肢”を出してみます。

スマホなどのメモ機能に打ち込むと、手軽に相手の事情を書き出すことができます。
例えば、

◆話をそらされるときに出された別の話題。
これを忘れないうちに話してしまいたかったのかもしれない

◆相手の気まぐれが起こったのかもしれない

◆自分の話に興味がなかったのかもしれない

◆自分の話に飽きてしまったのかもしれない

◆本当に触れられたくない話題だったのかもしれない

などです。
ここで気づいたと思いますが、相手の事情はどれも、語尾に「かもしれない」がつきます。

ただの予測にすぎないのです。

そして、話し相手が話をそらす話題やタイミングは、人それぞれです。
皆様の周りに、相手が何の話に

・興味がわかないのか
・飽きてしまうのか
・触れられたくないのか

を、全て把握している方はいますでしょうか?

おそらく、不特定多数の相手の思考を全て把握している方はいません。
いたとしたら、相手の過去を全て読み取れる超能力者でしょう。

なぜなら、相手の思考の多くは、産まれてからこれまでの経験の積み重ねで成り立っているからです。

こうしたことから、話をそらされる原因が自分にあったとしても、それさえも「相手の事情である」といえます。

皆様には、どうにもできないことなのです。
こうしたことをふまえて、2段階目に移ります。

さきほどスマホに書き出した“相手の事情の選択肢”を、スマホの消去ボタンで“全消し”していまいましょう。

そのときに「話をそらすのは相手の事情! 自分のせいではない!」と、しっかり唱えます。声に出すとより効果的ですが、外出先などで難しい場合は心の中でも大丈夫です。

代わりに、強く、強く意識して唱えることが大切です。
すると、いくぶんスッキリとします。

そのまま3段階目に移ります。
3段階目では、全消し後に、最近で「嬉しかった・良かっ」たと思える出来事を打ち込みます。

良かった最近の過去を探すことに意識を持っていき、いつまでも同じことで引きずってしまう思考を切り替えるためです。

こうした3段階のステップをふむことで、気持ちを割り切ることができます。

 

話をそらされるたびに出てくる自意識過剰との闘い

FineGraphicsさん(写真AC)

筆者は“強迫性障害”という疾患があることもあり、本当にささいなことが気になってクヨクヨと悩むことが多々ありました。

話をそらされるなんてことが起きるたびに、自意識過剰が出てしまって
「自分の話が鬱陶しいんだ! つまらないんだ! 避けられたらどうしよう!」
などといった不安で、押しつぶされそうで辛かったです。

しかし、精神疾患の患者の対応に長けている訪問看護師さんより
「全てを自分のせいにしなくていいの!」

「相手には相手にしか分からない事情がある。
だから、相手の反応は相手に任せましょう。
あなたが気にすることではないの」

といった言葉を繰り返しかけてもらったことから、上記の3つのステップをあみだし実践するようになりました。

正直、1回や2回では、なかなかしみついたネガティブ思考はとれませんでしたが、人との会話で悩むたびに、この3ステップを実行したところ、

相手が話をそらそうが、どんな反応をしようが、すぐに切り替えることができてクヨクヨと悩むことがほとんどなくなったのです。

今では「相手に話をそらされる」に振り回されることなく、穏やかに会話を楽しめています。

 

おススメできない対処法+未来につながる言葉

FineGraphicsさん(写真AC)

ここで
「相手につまらない思いをさせてしまった。どうしよう」
などと、自分のせいにしてしまうと不安に押しつぶされてしまいます。

また
「私の話つまらなかった? ごめんね」
と、むやみにあやまることもおススメできません。

自分をさげることになるうえに、この詫びは不安を解消したい自己満足のためなので、詫びにならないのです。 そもそも、ご自身の話が誹謗中傷でない限り詫びる必要もありません。
相手にも「面倒くさい相手」という印象を与える可能性があり逆効果です。

 意図的に話をそらされることで
・自分の会話に問題がなかったか
・相手に嫌われていないか

など、不安になったときは、ご紹介した3段階のステップを使って
「話をそらされるのは自分のせいではない!」
「話をそらすのは相手の事情」
と割り切りましょう。

これにより不安から解放されます。
話をそらされることで傷ついてしまった皆様が、今後会話を楽しめることを心より願っています。

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FineGraphicsさん(写真AC)

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