私は３年ほど前まで、極度の睡眠障害で睡眠薬でも改善せずに苦しんでいましたが、薬からの卒業や生活習慣を整えることで、大幅に回復することに成功しました。
ただ、そんな今でも、就寝から寝付くまでに３時間。
この３時間を、空想したり妄想したりと過ごしますが、日中の空想は楽しいのに寝付けないときの空想は続かない。
右を向いたり左を向いたりで、もどかしい時間を過ごしていました。
呼吸法を試しても睡眠音楽を試しても入浴法を試しても効果なし。
結構悩んでしまったのですが
「快適な睡眠に対して理想が高いのかも？」
というご指摘もあり、
眠れたらラッキーくらいに睡眠に重きをおかないようにしました。
そうすると気持ちが楽になり悩まなくなり、意識改革は大切で有効だなと思ったのですが、
単純に朝が辛く日中に眠気に襲われることに変わりはなしで
気持ちは楽なものの体は辛いまま。
「まあ、しかたないか」
と思っていた日常と並行して、
誰にも認めてもらえなかった自分をどのようにして認めていくか。
心の中で泣いている育つことができなかった子供のままの自分に、
日常生活でできた小さなことをたくさん誉めてあげるには、どうしたらよいか――
そう考えた結果、就寝のときに目をつむったまま頭の中で
「今日も頑張った… 今日も頑張った… えらかった… えらかった…」
と、唱えるようにしました。
いわゆるアファーメーションといわれるものに似せた、オリジナル呪文です。
眠るためではなく、自分を認めるためにはじめた呪文でしたが、
1日目は2時間ほどで、3日目には１時間ほどで、5日目以降は30分以内に寝付けるようになったのです。
驚きました。
空想や妄想は映像に近いですが、呪文は映像なしの言葉の雨そのもの。
その言葉の雨が、いい具合に睡眠へと誘導してくれました。
偶然ではありましたが、朝も辛くなく起きられるようになり、日中に睡魔に襲われることもなくなりました。
ただ、自分を誉めて認める時間が短くなりました（笑）
自分を誉めて認めるは、日常生活でできることなので、上手く取り入れていきたいと思います。
悩みは、理想を高く持ちすぎていないか振り返る――
快適な日常生活は、どんどん工夫を取りれて合うものを見つけていく――
今更ですが、改めて学び改めて実感したことでした。
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